南海地震に備える(1)-過去の南海地震記録と揺れ-

この日記は先日3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震を契機に,近々起こるとされている南海地震のために過去の南海地震記録から,南海地震の甚大さを伝えるのが目的である。

南海地震は日本(いや世界中)の中でも数多くの歴史記録が残っている海溝型地震である。

まず,歴史記録から南海地震の発生時期と規模などを書き記す。

684年11月29日22時頃:M8.4
↓203年後
887年8月26日16時頃:M8.6
↓212年後
1099年2月22日6時頃:M8.0
↓262年後
1361年8月3日4時頃:M8.4
↓244年後
1605年2月3日22時頃:M7.9
↓102年後
1707年10月28日13時45分頃:M8.6
↓147年後
1854年12月24日16時35分頃:M8.4
↓92年後
1946年12月21日4時19分:M8.1

これをみると,1605年以前は200-250年周期で,1605年以後は100-150年周期となり,一見,地震の発生周期が短くなったように錯覚するが,実際は100-150年周期と考えられ,1605年以前の記録は一部欠落している可能性が高いと考えられている。

また,現在の研究では,およそ300年周期で巨大南海地震が起こっていると言われている。

史記録に残る,土佐最大の南海地震は1707年の宝永南海地震である。

また沿岸域の池などの湖底堆積物調査から1361年の正平南海地震も巨大地震であった可能性が高いとされている。



前回の巨大南海地震,宝永南海地震から今年で304年目である。

つまり,仮に歴史が繰り返すと考えると,次の南海地震は巨大地震である可能性が高くなる。


東北地方太平洋沖地震では,地震計の振れは5分以上あったと記録されている。

地震計の振れは,実際の有感地震以外も記録されるため,実際の揺れ時間はもう少し短い。


では,南海地震ではどうだろうか?

前回の南海地震である1946年昭和南地震では地震計の記録が残っている。

それによると,地震計の振れは9分余りあったと記されている。

実際の大揺れは1分程度だと言う。


昭和南地震は,南海地震の中でも比較的に規模が小さいとされており,津波襲来の記録からも合致する(津波高さと規模が地震相関すると仮定した場合)。


次の南海地震が宝永南海地震規模の巨大地震と考えられているが,宝永南海地震の時の揺れはどうだろうか。


史記録からは,揺れが約1時間や35〜45分,30分余りなどと長い時間であったとされている。

しかし,これはいわゆる,余震が本震の直後から度々発生したことを意味し,本震の恐怖心などから常に揺れていると錯覚してしまっているのであろう。

現在の研究では,大揺れは100秒(1分40秒)くらい続くと考えられている。



次回は,次に来ると考えられている宝永南海地震と写真記録がある昭和南地震を紹介しようと思う。



昭和南地震直後の高知市内の様子(はりまや橋から約700m東へ行った辺り)
撮影:沢村教授(元・高知大学)

日本の内陸の活断層で起こる主な地震のまとめ

3月14日に引き続き,本日は内陸の活断層で発生する可能性のある地震について,地域ごとにわけて書き記したいと思う。

このデータも14日同様,地震調査推進本部の公表データをもとにしている。

日本では活断層が非常に多くあるため,活動確率が,やや高い〜高い活断層でさらに前回の地震後経過率が1.0以上の断層に限ってここに記すことにする。

地震後経過率とは,最新活動(地震発生)時期から評価時点までの経過時間を,平均活動間隔で割った値。最新の地震発生時期から評価時点までの経過時間が,平均活動間隔に達すると1.0となる。
つまり,いつ起こっても不思議ではないというものである。


以下,カッコ内は2011年1月1日現在から30年以内(つまり2040年まで)に発生する可能性を示す。

<北海道地方>

十勝平野断層帯[主部]:M8.0程度(0.1〜0.2%)

十勝平野断層帯[光地園断層]:M7.2程度(0.1〜0.4%)

●増毛山地東縁断層帯:M7.8程度(0.6%以下)【旭川市の西】

当別断層:M7.0程度(0〜2%)【札幌の北東】

石狩低地東縁断層帯[南部]:M7.7程度以上(0.2%以下)【千歳市の東】

黒松内低地断層帯:M7.3程度以上(2〜5%)

函館平野西縁断層帯:M7.0〜7.5程度(ほぼ0〜1%)

サロベツ断層帯:M7.6程度(4%以下)【稚内市の南】

<東北地方>

青森湾西岸断層帯:M7.3程度(0.5〜1%)

●新庄盆地断層帯:M6.6〜7.1程度(0.7〜1%)

●山形盆地断層帯[北部]:M7.3程度(0.003〜8%)【村山市の西】

●山形盆地断層帯[南部]:M7.3程度(1%)【山形市の西】

庄内平野東縁断層帯[南部]:M6.9程度(ほぼ0〜6%)【鶴岡市の東】

●長町-利府線断層帯:M7.0〜7.5程度(1%以下)【仙台市

●花輪東断層帯:M7.0程度(0.6〜1%)【山形県鹿角市付近】

<関東地方>

●立川断層帯:M7.4程度(ほぼ0.5〜2%)【立川市青梅市

●神縄・国府津-松田断層帯:M7.5程度(0.2〜16%)【小田原市の北】

三浦半島断層帯[武山断層帯]:M6.6程度以上(6〜11%)【横須賀市三浦市の境付近】

三浦半島断層帯[衣笠・北武断層帯]:M6.7程度以上(ほぼ0〜3%)【横須賀市の南】

<中部・北陸・新潟地方>

櫛形山断層帯:M6.8程度(0.3〜5%)【新潟県胎内市付近】

十日町断層帯[西部]:M7.4程度(3%以上)【新潟県十日町市の南西】

糸魚川-静岡構造線断層帯:M8程度(14%)

富士川河口断層帯:M8程度(0.2〜11%)【静岡県富士市富士宮市富士川沿い】

木曽山脈西縁断層帯[主部・南部]:M6.3程度(0.02〜4%)【長野県山口村】

●高山・大原断層帯[国府断層帯]:M7.2程度(ほぼ0〜5%)【岐阜県国府町の南西】

●高山・大原断層帯[高山断層帯]:M7.6程度(0.7%)【岐阜県高山市の南西】

●阿寺断層帯[主部・北部]:M6.9程度(6〜11%)【岐阜県下呂市の南】

●屏風山断層帯:M6.9程度(6〜11%)【岐阜県中津川市

●恵那山−猿投山北断層帯:M7.7程度(ほぼ0〜2%)【岐阜県岩村市〜愛知県瀬戸市

●加木屋断層帯:M7.4程度(0.1%)【愛知県知多半島

●邑知潟断層帯:M7.6程度(2%)【石川県七尾市〜石川県かくほ市】

●砺波平野断層帯[西部]:M7.2程度(ほぼ0〜2%以上)【富山県砺波市の西】

●砺波平野断層帯[東部]:M7.0程度(0.04〜6%)【富山県砺波市の東】

呉羽山断層帯:M7.2程度(ほぼ0〜5%)【富山県富山市の西】

●森本・富樫断層帯:M7.2程度(ほぼ0〜6%)【石川県金沢市付近】

近畿地方

●琵琶湖西岸断層帯[北部]:M7.1程度(1〜3%)【琵琶湖の北西】

●養老-桑名-四日市断層帯:M8程度(0〜0.7%)

鈴鹿西縁断層帯:M7.6(0.08〜0.2%)【滋賀県彦根市の南・鈴鹿山脈の西】

京都盆地-奈良盆地断層帯南部:M7.4程度(ほぼ0〜5%)

●上町断層帯:M7.5程度(2〜3%)【大阪市中心部】

中央構造線断層帯[金剛山地東縁]:M6.9程度(ほぼ0〜5%)【大阪・奈良の県境,金剛山地の東】

中央構造線断層帯[和泉山脈南縁]:M7.6〜7.7程度(0.06〜14%)【大阪・和歌山の県境,和泉山脈の南】

●山崎断層帯主部[南東部]:M7.3程度(0.03〜5%)【兵庫県加西市三木市

<中国・四国地方

●岩国断層帯:M7.6程度(0.03〜2%)【広島県大竹市山口県周南市

●周防灘断層帯[主部]:M7.6程度(2〜4%)【周防灘・山口県防府市の南,大分県国東半島の北】

●安芸灘断層帯[主部]:M7.0程度(0.1〜10%)【安芸灘・広島県呉市の西】

<九州地方>

●別府-万年山断層帯[大分平野由布院断層帯東部]:M7.2程度(0.03〜4%)

●別府-万年山断層帯[野稲岳−万年山断層帯]:M7.3程度(ほぼ0〜3%)【大分県の玖珠・日田の南】

●雲仙断層群[南西部北部]:M7.3程度(ほぼ0〜4%)【長崎県雲仙市橘湾

警固断層[南東部]:M7.2程度(0.3〜6%)【福岡県志賀島〜福岡市〜筑紫野市

●人吉盆地南縁断層:M7.1程度(1%以下)【熊本県湯前町人吉市


以上。

ここで,沖縄の記載がないのは,地震自体は多いが,特定の断層を決めることが出来ていないためである。



先日に引き続いて,心痛い記述をしており,さらに東北で震災が起きている最中に,こんな縁起でもない…と思われるかも知れないが,自分たちの住んでいる地域で同じように地震が起きた時に「知らなかった」では済まされないものであり,しっかり起こるかも知れないと認識しておけば,それなりの対応を取ることができる。

だから,僕は,誰に文句を言われようが,このようなブログを書いている。

繰り返すが「知らなかった」では済まされない。

ただ,本当にまだ分かっていない断層も多くあることは事実。

備えあれば憂いなし。

同じことを繰り返さないためにも,しっかり防災意識を適切に高めてほしい。

日本で起こる主な海溝型地震をのまとめ

2011年3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震」を受けて,今回は今後日本で起こる可能性のある海溝型地震について地域ごとに分けて書き記しておこうと思う。

ちなみにこれは,文部科学省研究開発局地震・防災研究課,地震調査研究推進本部事務局が公表しているデータに基づいている。


以下,カッコ内は2011年1月1日から30年以内(つまり,2040年)までに発生する確率を示す。

【海溝型地震】(津波発生の可能性が高い)

<北海道地域>

択捉島地震・M8.1前後(60%程度)
色丹島地震・M7.8前後(50%程度)
根室地震・M7.9程度(40〜50%)
●十勝沖地震・M8.1前後(0.3〜2%)
●十勝・根室地震・M7.1前後(80%程度)
色丹島択捉島地震・M7.1(90%程度)
●沈み込んだプレート内のやや浅い地震・M8.2前後(30%程度)
●沈み込んだプレート内のやや深い地震・M7.5程度(70%程度)
以上,千島海溝沿い(太平洋側)の地震

●北海道北西沖地震・M7.8程度(0.006〜0.1%)
●北海道西方沖地震・M7.5前後(ほぼ0%)
北海道南西沖地震・M7.8前後(ほぼ0%)
青森県西方沖地震・M7.7前後(ほぼ0%)
以上,日本海東縁部の地震

<東北地方>

三陸沖から房総沖の海溝寄りの地震津波地震】M8.2前後(20%程度)
三陸沖から房総沖の海溝寄りの地震【正断層型】M8.2前後(4〜7%)
三陸沖北部地震・M8.0前後(0.5〜10%)
三陸沖北部地震【プレート間地震】M7.1〜7.6(90%程度)
宮城県沖地震・M7.5前後(99%)
三陸沖南部海溝寄り地震・M7.7前後(80〜90%)
福島県地震・M7.4前後(7%程度以下)
以上,太平洋側の地震

青森県西方沖地震・7.7前後(ほぼ0%)
秋田県地震・M7.5程度(3%程度以下)
山形県地震・M7.7前後(ほぼ0%)
新潟県北部沖地震・M7.5前後(ほぼ0%)
佐渡島北方沖地震・M7.8程度(3〜6%)
以上,日本海側の地震

<関東地方>

茨城県地震・M6.7〜7.2(90%程度以上)
●大正型関東地震・M7.9程度(ほぼ0〜2%)
●元禄型関東地震・M8.1程度(ほぼ0%)
●その他の南関東地震・M6.7〜7.2程度(70%程度)

<中部・東海・北陸地方

新潟県北部沖地震・M7.5前後(ほぼ0%)
佐渡島北方沖地震・M7.8程度(3〜6%)
以上,日本海側の地震(東北地方と重複)。

東海地震・M8程度(87%,参考値)
東南海地震・M8.1前後(70%程度)
以上,太平洋側の地震

近畿地方

●南海地震・M8.4前後(60%程度)
東南海地震・M8.1前後(70%程度)
(南海・東南海連動地震の場合,M8.5前後)
東海地震・M8程度(87%,参考値)
以上,太平洋側の地震

<中国・四国地方

●南海地震・M8.4前後(60%程度)
日向灘プレート間地震・M7.6前後(10%程度)
日向灘プレート間地震・M7.1前後(70〜80%)
以上,太平洋側の地震

●安芸灘〜伊予灘〜豊後水道の地震・M6.7〜7.4(40%程度)
以上,瀬戸内西方の地震

<九州地方>

●安芸灘〜伊予灘〜豊後水道の地震・M6.7〜7.4(40%程度)
以上,瀬戸内西方の地震

●南海地震・M8.4前後(60%程度)
日向灘プレート間地震・M7.6前後(10%程度)
日向灘プレート間地震・M7.1前後(70〜80%)
以上,太平洋側の地震

<沖縄地方>

与那国島周辺の地震・M7.8程度(30%程度)
●南西諸島周辺浅発地震
●南西諸島周辺のやや深発地震


以上が,日本で起こる主な海溝型の地震である。
日本では,これに加え,内陸の活断層で発生する地震も多くある。
後に記述する。

このデータは2011年1月1日現在のもので,御承知の通り,宮城県沖地震(99%)は3月11日に発生したと考えられる。
また,確実とは言えないが,茨城県地震(90%以上)も3月11日に発生したと考えられる。
3月12日に秋田県沖で発生した地震は,規模がやや小さいため,上記の秋田県地震とは異なると考えられる。

さらに,今回の東北地方太平洋側地震で分かるように,
実際,想定していた震源領域を超えて地震が発生している。
つまり,上記の想定マグニチュード以上の地震が起きる可能性もある。

そして,仮に発生確率が低いからと言って安心できると言うわけではない。
しかし,海溝型の地震はある程度,一定の周期をもって活動しているため,40%以上でなければ,すぐに起きる可能性は低いと思う。


以上,心痛む内容ではあるが,不安になるのではなく日本がいかに地震が多い地域であるかをしっかり理解してもらい,今後来るであろう地震と向き合い,立ち向かうために,防災意識を適切に高めて頂くことが必要だと思う。

あくまで警告

現在午前5時です。

ふと目が覚めテレビをつけてみると…


3時59分に新潟県中越地方を震源とするM6.6の地震が発生したことを受け、

9日夜中にmixiで書いた日記の一部を復唱したい。


少しくだけた書き方になっているのは、ご了承願いたい。


以下、10日午前にmixiで書いた日記(一部)



日付的に昨日、9日の11時45分に三陸沖で発生したM7.3の地震はね


最近、近々発生するだろうと言われてる「宮城県沖地震」とは違う場所で起きたんだ(・ω・`)


あと「三陸地震」も近いうちに発生すると言われてるけど、残念ながら、それとも場所が違うし、規模も違う。


つまりだ。

また宮城県は揺れるよってこと(^_^;)


宮城県沖地震ならM7クラス(今回と同じような規模)


三陸地震ならM8クラス(今回よりエネルギーが100倍大きい)


どっちにしても津波は来るね。


飲みに行ったりすると「南海地震はいつ来るのか?」とかよく聞かれるが


わかりません!


10年後かも知れへんし、明日かも知れを。1時間後かも…

でも、風見鶏が普通に生きていれば必ず生きてる間に起きるだろうと言われてる。

だから高知永住希望の方は建物や家具にだけは潰されないように気をつけてね(・ω・`)


下敷きになって身動き取れなくなると津波で溺死になるよ(・ω・`)


津波地震後30分〜1時間後に到着します。


飲みに行った時に「日本ではどこが一番安全なのか」と言うのもよく聞かれる(・ω・`)(困ったもんだ)


調べてみた


【北海道】
太平洋側は地震頻発地域で津波も来られる。

オホーツク海側はサハリンや北方領土付近が危ないね…地震で。


【東北】

三陸地震宮城県沖地震が発生するから太平洋側はかなり危険


日本海側も細々と揺れてるね。

【関東】

茨城県沖や千葉県を震源とする地震が多い。

多摩地域震源とする関東地震も来ると言われてる。

【北陸・新潟】

中越地震以降、新潟は揺れやすいみたいだ。

北陸も能登半島地震があるね。

【東海】

東海地震が南海地震同様、近々起きる。

【中部・長野】

長野は時々ボッンと揺れる。

中部は岐阜の飛騨地震や濃尾地震がありえる。

あと東海地震東南海地震も来るね。

【近畿】

若狭湾(日本海側)の地震や、琵琶湖西岸の地震、大阪上町断層の地震が怪しい。(起きる可能性が高い)


太平洋側は南海、東南海地震で被害を受ける。


【中国】
鳥取県広島県を中心に地震が単発的に起きる。


【四国】

太平洋側は南海地震で大被害。

瀬戸内側は中央構造線沿いの地震がチラホラ。


【九州】
福岡の警固断層がまだ動いていない。

大分県沖の地震も最近音沙汰ない。

宮崎県沖の日向灘は今も時々小さく揺れてる。

つまり、この3つは今後起きてもおかしくない。

あと九州は元気な火山が多い。


【沖縄】

規模は大きくないが、よく揺れてる。





……

こうまとめて見ると「どこもアカンやないか」

と言われそうだ(・ω・`)

でも見つけましたよ。

あまり地震や火山の被害がない地域を(^-^)/


それは…


「岡○県」


でもね(・ω・`)

毎年、大雨で土石流とかの被害があるんだ。




以上、ここまで読んでくれて、ありがとうございました(・ω・`)


上に書いたのは、あくまで過去の記録から得たもの。

歴史は繰り返す。


そして、歴史は変わる。

今まで被害が無いと言われてるところで、被害が出る。


つまり、何が起きても対応できるように、しっかり心の準備を。


何どきも、生き残れば勝ちだ




以上、mixiの日記より。



気象庁の発表の通り、先ほどの中越地方の地震は昨日の宮城県沖の地震とは関係はなく、2004年に発生した中越地震と同じ地域で、おそらく活断層が動いたんだろうと思う。



とりあえず、走り書きm(__)m

2011年3月11日の宮城県沖の地震について

3月9日に宮城県沖を震源とするM7.2の地震が発生した。

誰もが,この地震が今日の地震の前震だとは予想していなかっただろう。

しかし・・・

                                                                      • -

3月9日午前11時45分,宮城県沖を震源とするM7.2の地震

これは以前から専門家の間で近々発生すると言われていた「宮城県沖地震(今後30年に発生する確率99%)」とは少し破壊領域が異なっていた。

そのため,専門家の間でも誰も9日の地震を「宮城県沖地震」だとは言わなかった。

そして,同じような規模の地震が宮城をまた襲うだろうと考えていた。

つまり,宮城県沖地震地震の規模(マグニチュード)は,せいぜい7クラスだと考えられ,8を超えるとは予想されていなかった。


しかし・・・

3月11日,午後2時46分,宮城県沖を震源とするM8.8の地震が発生した。


なぜ,宮城県沖でM8クラスの地震が起きたのか…



破壊が始まった,いわゆる震源は,ほぼ宮城県沖地震の想定破壊領域内にあった。

しかし,その破壊は,宮城県沖地震の想定破壊領域を超えて南下し,

福島県地震(今後30年に発生する確率7%前後)」の破壊領域を超え,「茨城県地震(今後30年に発生する確率90%前後)」

の破壊領域まで割れてしまったのだ。

そのため,マグニチュードが8クラスとなった。


そして・・・29分後の

15時15分,茨城県沖を震源とするM7.4の地震が発生した。

この地震は,おそらく14時46分の宮城県沖地震に触発されて動いた可能性が高い。

(連動ではない)


つまり2つの巨大地震が現在起きていることになる。

今後も数カ月は余震に注意が必要だ。

余震は,基本的に本震よりマグニチュードが1程度小さい規模まで想定される。

つまり,宮城県沖地震で言えば,今後M7クラスの余震が起こる可能性もある。

茨城県地震では,M6クラスの余震となる。

茨城県沖の地震震源が,やや深い(60km程度)ので,大きな津波が来る可能性はゼロではないが少ないだろう。


しかし,宮城県沖の地震震源が浅く(10km程度),規模も大きい(M7クラス)と予想されているため,2〜4mの津波が来る可能性は高い。




さて,今回の地震で,気になる人が多いのは


東海・東南海・南海地震が今回の地震で起きるかどうかだと思う。


答えから言うと,

今回の地震と東海・東南海・南海地震は関係ない,だろう。

である。

なぜなら,そもそも今回の宮城県沖や茨城県沖の地震と東海・東南海・南海地震の発生域のプレートが違うからだ。

つまり,宮城県沖の宮城県沖・茨城県沖は北アメリカプレートに太平洋プレートが沈み込む領域だが,

東海・東南海・南海地震は,ユーラシア大陸フィリピン海プレートが沈み込む領域だからだ。


おそらく,すぐには起きないと思われるが,本当は分からない。


なぜかと言うと,今回の宮城県沖(M8.8)の地震は,専門家の間でも想定されていなかったからだ。

まさか,宮城県沖と福島県沖,茨城県沖(一部)の破壊領域が1回の地震で動いてしまうとは考えていなかったからだ。


つまり,過去に連動した記録がなかったため,連動するとは考えられていなかったところが,連動したからだ。


そのため,プレートが違う東海・東南海・南海地震が,今回の地震で誘発されないかどうかと言う議論は非常に難しくなってしまったのだ。


そんなにすぐには起きないと思いたい。

しかし,東海・東南海・南海地震は今後30年内には起きるるだろうと考えられる。


ちなみに,津波は今回の宮城沖の津波を想像してもらえれば良いと思う。

ただ違うのが,東海・東南海・南海地震の方が,津波発生領域から海岸までの距離が短いこと。

そして,都市部が多いこと。



あと,近年,東京の多摩地域震源とする直下型「関東地震」だが,

これこそ非常に難しい。

近く(茨城)まで,割れていることを考えると,近いうちに起きる可能性も否定できない。


少なくとも,今回の地震を教訓に

安全な場所の確保,避難場所の確認,など基本的な防災意識は持ってほしい。


他人事ではない。

日本は,どこでもM7クラスの地震が起きても不思議ではない。

見た目より中身だ

最近の大学生はナヨナヨした人が多い(・ω・`)


軽い気持ちで「頑張ります」と言って、本気では思っていない。

だから、

やれと言われた事が出来てないと、言われた人に会おうとせずに、コソコソする。

出来なかっても、「クソッ!」と思わない。仕方ないと思ってしまう。


それは、氷河期と言われている最近の就活にも表れる。


やりたい事がない(見つからない)から、とりあえず公務員、とか、大手企業を選ぶ。


イッチョ前に、世間体を気にしているのだろうか?


安定した(しているように見える)会社に入れば、周りから良いように思われるだろう。


しかし、そうだろうか?

他人は上っ面だけで言っているだけだろう。


世間体を気にしすぎる(やりたい事がない)人たちと、やりたい事があってエントリーする人たちを比べると、素人でも判るくらい雲泥の差がある。


でも、やりたい事がない人たちは気づかず、何社も受けては落ちる。

だから、

「何で自分がダメなのか分かりません」
と言う。

そして就職浪人。

世間の人は「就職氷河期だから仕方ないよ」と同情してくれるが、内心は笑っているかもしれない。


就職氷河期と言えど、中小企業の求人倍率は4倍を越えるらしい。

大手は1倍を切っている。

なぜ、中小企業に行かない?

大手と中小では、仕事(プロジェクト)の規模は違うかもしれないが、やっていることは同じだと思う。


そして実際、日本の産業を支えているのは中小企業で、大手は中小企業の一部が成り上がっただけ。頑張って大手と言う称号を得ただけだ。


それに気づかない今の大学生。


大学生に足りないものと言われると


観察力

行動力

根性

自分の恥をさらけられる力

ではないだろうか?

そして不必要なものは


見た目を気にする事

過度の協調性

過度の自己愛


などだろうか?



間違っていても良い、言ってみろ!

失敗しても良い、やってみろ!


分からなければ、聞いてみろ!



今のちっぽけな恥よりも、後々の大失態の方が恐ろしい。




………


書きたいことが溢れてきた。


でも眠くなってきたので、続きは近いうちに書きますm(__)m

あなたはどっち派?

今宵はジオ鉄の談話会があり全国から色々な専門の方々が土佐に集結した。


休憩時間に風見鶏と元・東京大学教授の方とある話をした。


それは地球が温暖化に向かうのか、寒冷化に向かうのか、と言う話。


世間では温暖化、CO2削減など言っているが、



実は地球は寒冷化に向かっているのだ!


地球は太陽系の惑星で、言わば太陽にずっと影響を受けてきた。


オーロラが見えるのも太陽からの太陽風の影響である。


そんな太陽は今、黒点が減少(ほとんどない?)しているらしい。


ガリレオ天体望遠鏡で太陽の観測を始めてから黒点の量のデータがあるらしいが、


それによると、黒点が少ない時は地球は寒冷化するらしい。


それは実際の統計データに基づくもので信頼性は高い。


そして4年前ほどから黒点の量が減っているらしく、地球は寒冷化へ向かっていると一部の専門家の間では言われている。


風見鶏も時々話しは聞いたことはあったが、真剣に聞いたのは今回が初めてだった。


ではなぜ、今、地球温暖化と言っているのか?


それは、ある一部のグループ(専門家)が自分達の存在意義を保持するためのようだ。


そのグループの一部の人が、有名な京都議定書の原案を出した。


そして、議定書にあえて「京都」と入れることで、日本の関心および義務感を植え付けたのだ。


そもそも人間が19〜20世紀に躍進した産業で排出されたCO2の量は、地球にとっては大した量ではない。


これは風見鶏も前々から思っていた。


そして元・東京大学教授の方は、5年後くらいを目安に、地球は寒くなると言った。


あえて言うが、地球は人間ごときの活動で左右される存在ではない。


人間が今のように活動していても、地球は勝手に寒くなる。







さて、あなたは温暖化、寒冷化、どちらを信じるか?